青に透けた肉塊

君は変人に憧れている常識人だった。

全く同じ動作なんてひとつもないんだって。

 

 

映像のような文章を、書く。

 

文字を読んでいるのに、見えているのは一枚一枚の写真。被写体は繊細に、なめらかに動いている。

 

黒の背景がいい。黒は、何にも余計なことを思わせない。ただジッとして、表面はいつもすべりやすくなっている。

 

少女を映したい。牛のお乳を注いだ体に、磨りたての墨を垂らした髪。日本の少女がいい。自由に過ごしてほしい。

 

書けるだろうか?