青に透けた肉塊

君は変人に憧れている常識人だった。

若気の至り

偉くなりたい、立派な人になりたいと気持ちだけは奮起している。


たまにブログや書き物を読み返して、「偉くなるのに、こんな気取った文章じゃダメだ」って落ち込む。でも、偉い文章ってなんだ?とも思うから、結局消さないでいる。ただ実際、気取っている。


誰に対して、キザになっているんだろう?未来の私?希少な読者の方?いや、いま途方に暮れている、先の見えない己に対してだ。


3日後に日本語検定がある。中卒後、自分の好きな本ばかり読んでいただけの、謙遜なんておこがましい浅学菲才な私はまさか、二級を選択した。キレイで垢ひとつついていない問題集、一回だけ開いてみた時の結果、40点。私は会場になにをしに行くのか?次のチャンスはある。来年は、待っていれば自分からやって来るんだ。大丈夫、大丈夫。


高校中退、無職、病気。時たま不意打ちで、医者に何時に起きているか聞かれる。ずっと、寝ているんです。朝早く起きて、寝て、昼前に起きて、ご飯食べて、出かけるにも、電車に乗って寝て、帰って、そくささと寝る。自分は今のところ、生きている意味など持っていない。だから将来偉くなって、絶望している人たちに希望を与えられる存在になりたいとの口癖を、年増の母に鼻息荒くもごもご嗽ぎ、母は言う。もっとはっきりしゃべりなさい。


学は本当にない。近代文学が好きです、と人に言うときの私の心は虚無だ。泉鏡花島崎藤村は二行目まで読んで閉じた、難しいから。坊ちゃん、虞美人草、野菊、夜明け前、あにいもうと、あとはにわかに思い出せない、全部読んでない。鴎外か、漱石か。鴎外は山椒太夫がトラウマでそれしか読んでないし、漱石文学は愚鈍の思慮には高尚すぎた。

得意なのは、太宰文学である。敬愛している。ほら、そういうとちょっと似てるでしょう?決して太宰を卑下しているわけではない、とまで書いて、私は一体どこのだれに怯えているのだろうか。


ブログって何を書けばいいのだろうと、半年以上過ぎて思った。